ホームベーカリーQ&A
Q
ホームベーカリーが動いている時の音はどれくらいうるさいのですか。
A
これは一番答えに窮する質問です。そして、実はとても多い質問でもあります。
購入を検討している人にとっては、気になることなのですよね。
複数のホームベーカリーを比較して評価することはできますが、1つの機種を挙げて、それを「うるさい」と感じるか、「許容範囲」と感じるかは、人それぞれだと思います。使う住環境も違いますし、音の感じ方も違いますから。
もしも、身近にホームベーカリーを持っている人がいたなら、稼動しているところに立ち会ってみるか、無理言って貸してもらうことをおすすめします。
Q
ミックスコールのない機種なので、後から材料を入れるタイミングがわからないのです。
ミックスコールで材料を入れてもレーズンなど粉々になってしまいます。
A
ミックスコールのタイミングは、最後のコネがおわる4,5分前が丁度良いです。ここで言う最後のコネの定義は、1サイクルの中で、1回しかコネの工程がなければそのコネの途中、コネの工程が2回あるならば2回目のコネの途中で、という意味です。
一度、ご自分の愛機の工程をしっかり計って、材料投入のタイミングを見極めてから挑戦してみてください。工程を知ることでまた別の発見もあると思いますよ。(一部の機種では、気温や材料の温度により工程の時間が微妙に違ってくるもあります。)
また、ミックスコールのある機種でも、レーズンなどの材料が粉々になってしまう場合は、上記同様投入のタイミングを確認してみてください。レーズンを入れてから5分以上こねている可能性があるかもしれません。
Q
家族が少なくてパンの消費量も少ないので、ホームベーカリーで0.5斤のパンを作りたいのですが。焼く方法はありますか。
A
0.5斤コースのついているベーカリーならばOKです。
でも、ほとんどの機種では、最小でも1斤からとなっていますよね。これらの機種で0.5斤を焼くことはできなくはないですがおあまり美味しくないと思います(こねすぎ・焼きすぎが原因)。たとえば1.5斤用のベーカリーで、1.5斤を焼いたときと、1斤を焼いたときでは、1.5斤の方が形も良いですし、味も心なしか良い気がします(私だけかな?)。ちゃんと1斤用のコースを使っているのに、です。
というわけで、私は、ベーカリーに合った分量で焼き、焼きあがったらスライスして、食べきれない分を冷凍するのをオススメします。
このとき、1枚ずつ保存用袋に入れて、極力空気を入れないのがコツです。ジッパーの端っこにストローを挿して、吸い込みつつジッパーを閉めるという方法です。パンがつぶれない程度に空気を抜いてください。お布団のように、めいっぱい薄くしないでくださいね。
解凍は、袋から出してそのままトースターで焼くだけ。パサパサしそうなら焼く前に軽く霧吹きをすると良いです。お試しください。
Q
お友達にプレゼントするパン。きれいな形に焼き上げたいのですが。
A
すべてのコネ工程が終了した後、パン生地に手を加えましょう。
生地を取り出し、羽根も外してしまいます。生地は上部がいびつにならないようきれいに丸めます。パンケースの方は、内側に生地や粉のカスが残っていないようぬれ布巾などでふき取ります。そしてパン生地を戻して焼き上げまで待ちます。羽根をはずしてしまうので後の「ガス抜き」工程が省略されることになります。冬場にはこの方法で特に問題なく焼きあがります。
春~秋の時期には、上記の手を加えるタイミングを、「最後のガス抜き工程の頃」にずらしてみてください。
こうすることで何も手を加えないよりはずっと綺麗に仕上がりますヨ。パンは、味も大事ですけれど、見た目も大事ですよね。
Q
自分でアレンジしたパンを、ホームベーカリーで失敗しないで作るコツはありますか。
A
私のレシピでも、ご自分でアレンジしたパンでも同様ですが、必ずやって欲しいことがあります。
ホームベーカリーに材料を入れてスイッチをオンにしたら、最初の5分間は生地の様子を見守ってください。生地が硬そうならば、水分を少しずつ加えてください。逆に 水分が多くベタついているようであれば、粉を少しずつ振り入れます。「生地の見極め」が失敗しないコツのひとつです。
ただ、粉を加えるのは、配合が変わってしまうので極力避けた方が良いですね。あらかじめ水分量を少なめにしておき、生地の様子を見て水分を加えるという方法が望ましいでしょう。
Q
ホームベーカリーで生イーストは使えますか。
A
対応の機種でしたらそのコースを使いましょう。
対応でない機種は、メーカー取説では使ってはいけないとしています。が、使えます。(著書「MKホームベーカリーレシピ」にもレシピをご紹介しています)
かつて頂いたメールにも、このご質問は多かったので私もトライしてみました。私のレシピ(食パンコース)では,ドライイースト量を粉の1%としていますが、これを、2倍量の2%にしたら、丁度いい出来になりました。2.5%と3%でも試したら、ちょっと膨らみすぎでした。生地作りコースのレシピでも、ドライイーストの2倍量で大丈夫です。
味のほうは、イースト臭さが抑えられた、ナチュラル感のある味になりました。パン屋さんのパンに近づけたようにも思います。
使用にあたって、特に注意することは、、「生」イーストですので、タイマーは使えません。また、入れる時は、水分となる水や牛乳と一緒に入れて軽く攪拌することを忘れずに。
賞味期限も一週間と短く、冷凍も出来ないのであらかじめ購入時期には考慮したいですね。