エムケー HBH917

エムケー「ふっくらパン屋さん」HBH917

使用期間:2004.5~
レビュー時期:2005.09

 

このベーカリーの概要

エムケーでは初めての天然酵母対応機種。2004年8月に発売されました。酵母はホシノ天然酵母を指定。
これまで人気の横長1.5斤タイプの本体そのままに、天然酵母コースを搭載しています。
また、おまけ機能的な「ヨーグルトづくり」コースも新たについています。

パンづくりメニューについて

ドライイーストタイプのパンは
「食パン」「早焼き」「ソフト食パン」「フランスパン風」「スイートパン」「全粒粉パン」「生地づくり」
があります。
天然酵母コースは「食パン」「生地づくり」「種起こし」の3コース。
それ以外には「マフィン風」「ジャム」「ヨーグルト」コースが用意されています。

焼き上がり


写真は、ホシノで焼いたパンです。
1.5斤分、強力粉は375g使用しています。

ホシノの扱いも、機械自体も慣れているせいか、特別気になるところも感激も薄くはありますが・・・。
その昔、裏技を使ってエムケーでホシノを焼いたときとほぼ変わらないお味に焼き上がりました。焼き時間が、ふつうコース1.5斤で7時間20分ということなのですが、思った以上に焼き色が強く出て、しっかりめの耳になっている気がします。

 

レビュー

基本的にHBH915を継承していて、天然酵母の「食パン」「生地(発酵時間自由設定)」「種おこし」が追加されています。ミックスコール時に羽根の回転速度がゆっくりになるHBD816の機能も備えてあります。またヨーグルトコースは、プレーンヨーグルトを元種にして、500mlの牛乳パックをそのまま専用網において発酵させて作る仕様になっています。約6時間、案外うまくできるんですよこれが。

≪音のこと≫
前の機種が発売されてから約2年がたっていたので、新機種のお知らせをいただいたときに、もしかして静音化されたかしら?と期待したのですが、基本的にハード部分は今までと変わらないものでした。音の評価はこれまでのレビューをご参考になさってくださいね。

勝手知ったるなんとかで、パンケースにしても、羽根にしても、ユーザインターフェイスにしても、戸惑うことなく使っているので、目新しいレビューが書けないのですよね。ゴメンナサイ。

そのかわり、というわけではないんですが。
この機種は、著書「MKホームベーカリーレシピ」の試作・撮影のため、早くからじゃんじゃん使用していました。新機種を前にして、レシピを考えるのは緊張するもの。と思ってましたが、上記くりかえしているように、今までと変わらない仕様だったので、とても救われました。それでも、念のため何度も焼き直しましたけれどね。
秋~冬に発売される本ですと、撮影は真夏!とにかく過発酵にだけは敏感に、注意力を集中させていました。撮影時も「ふくらみすぎ」のプチ失敗はありましたが、発酵不足ということはなく、夏を見方につけて助けられたかなとも思ってます。
思い出話でした・・・。

 

仕様

容量
1~1.5斤(横長)
特徴
・天然酵母(ホシノ)コース・ヨーグルトコース ・ガラス窓つき・最長16時間タイマー・ミックスコールあり・醗酵時間自由設定・焼き色選択あり(うすめ・ふつう・こいめ)・早焼きパン、ジャム作り、マフィンコースあり
コースと時間
[1.5斤ドライイーストコース]食パンうすめ(4時間)/食パンふつう(4時間10分)/食パン濃いめ(4時間20分)/早焼きパン(2時間50分)/ソフト食パン(4時間50分)/フランスパン風(5時間10分)/スイートパン(4時間)/全粒粉パン(4時間)/生地づくり(自由設定45分~1時間45分)
[1.5斤天然酵母コース] 食パンうすめ(7時間10分)/食パンふつう(7時間20分)/食パン濃いめ(7時間30分) /生地づくり(自由設定45分~6時間25分) /生種おこし(24時間)
[その他コース]マフィン風(2時間)/中華まん生地づくり(12分)/ジャム(1時間50分)/ヨーグルト(6時間)
レシピ(料理集)
サイズ
幅34x奥行26x高さ37.5cm
重量
7kg
価格情報
メーカー希望価格:26,000-
実勢価格:11,800~15,800-
備考
2004年8月発売の機種です。
生種コースと、ヨーグルトコースは、本体に金網をセットして、その中に容器を入れます。
消費電力:450W
付属品:レシピ集、計量カップ、計量スプーン、生種カップ(ふた付)、カップ受け用金網
関連リンク
メーカー・販売:エムケー精工ライフ快適良品(MK)