エムケー HBS403(HBS401)

「ふっくらパン屋さん」HBS403

使用期間:1997年~2001年頃
レビュー時期:2002年 (2005.2一部更新)

このベーカリーの概要

使用していたのは、HBS401という機種。
のちに、HBS403という型番として販売されてた機種です。

97年7月に、カタログ通販にて購入しました。
当時の価格で\9800-ほど。各社ホームベーカリーの中でもいちばんのお値打ち品であるにもかかわらず、どうして、なかなか立派にパンが焼けるのに感動しました。
当時、「エムケー精工」というメーカー名をしらなかった私。調べると、他にも「もちつき器」や「パンコネ機」なども出していて、この手の専門メーカーとのこと。

HBS401は、つくりはとてもシンプルで、フタにガラス窓(のぞき窓?)もなし。大きさも、1斤用にしてはそれほどコンパクトではないかも知れません。
でも私には特に不満のなかったパン焼き機で、最初の3年間はこのベーカリーのみでパン作りをしていました。とても愛着のある機械です。
現在は羽根を新調して姉のところで活躍してくれています。まだまだ現役です。

パンづくりメニューについて

きわめてシンプルなこのベーカリー。
「食パンコース(焼き色ふつうorこいめ)」
「フランスパン風」
「生地づくりコース」
の3つのメニューがあります。
食パンコース、地づくりコースの過程と時間の目安は下のようになります。他のメーカーを使っている方は、ご参考になさってください。

●食パンコース(4時間10分)

●生地づくりコース(2時間10分)

焼き上がり

写真のような縦長に焼きあがります。

側面(右)のヘコミはパンケースの凹凸です。パンケースの底には、こねるための羽根がついているので、焼きあがったパンは、底に穴が空きます。
使い込むうち、この穴がだんだん大きくなってきて、どうしたのかと私も不思議に思っていたのですが、これは、羽根の樹脂加工がはがれてしまったせいで、パンと羽根との離れが悪くなってしまったのでした。
購入店でなくとも、MKのベーカリーを置いているお店なら、部品を注文できるので利用すると良いです。 私のように3年も交換せず毎日使いつづけるのもめずらしいのかもしれませんが。
MKの楽天ショップでも消耗品が購入できるようになりました。

レビュー

この機械を使っていた頃は、1機種のみで使っていたので他のものと比べることはなかったのですが、今思うと、本当にシンプルで基本機能にしぼった入門機種だと思います。当時は、今のように色々な機能を併せもったベーカリーもなかったせいもありますが、はじめはこれだけで十分な気がします。マフィンや、ジャム機能などは、案外使わないものです。

1斤用は、子供も小さく家族が少ない我が家には丁度良いサイズ。また、オリジナルを作りたがりの私は、失敗することもしばしばなので、材料の無駄も最小限に抑えられるのです。

音についてはエムケー/リーガルは大きく、タイマー焼きはなるべく避けたほうが良いと思いました。当時、扉1枚隔てた寝室に、機械のコネる音が夜中の3時に聞こえてきて・・・夫と2人、気になって眠れませんでした・・・。音の感覚は、個人差も住宅事情もまちまちだと思いますが、私はそんなふうに思いました。

 

 

仕様

容量
1斤(縦長)
特徴
ガラス窓つき/最長13時間タイマー/シンプル機能
コースと時間
食パンふつう(4時間10分)/食パン濃いめ(4時間20分)/フランスパン風(4時間40分)/生地づくり(2時間10分)
レシピ(料理集)
食パンメニュー:32/生地づくり:10
サイズ
幅34x奥行25.5x高さ30.5cm
重量
6.3kg
価格情報
メーカー希望価格:オープン/実勢価格:6,900~9,800
備考
消費電力:430W/付属品:料理集、計量カップ、計量スプーン
関連リンク
メーカー・販売:エムケー精工ライフ快適良品(MK)

低価格、シンプル機能が魅力です。ここのサイトのレシピは、この機種の旧型機種(HBS401)で制作したものが多く含まれています。
生地作りの時間が比較的長め(2時間10分)。最後にガス抜き作業があるのですが、このガス抜きで生地が扱いづらくなってしまうので、その工程の前でリセットしてしまいます。モーターの力はかなりのもの。硬い生地もラクラクこねてくれます。